とんがり屋根がポコポコ並ぶ可愛い町並みが広がる南イタリアの街「アルベルベッロ」
「トゥルッリ」と呼ばれるこの建物群は世界遺産にも登録されていて、おとぎの国のような景色で旅行者を楽しませてくれます。
この見た目が可愛いとんがり屋根。実は苦難のストーリーがあります。
15世紀末、この町をナポリが支配していたときのお話。
この町を統治するためジャンジローラモ2世がという伯爵がこの町に送り込まれてきました。その当時、収める税金は家の数によって決められていたので、伯爵は国の役人が訪れた際には住民たちに屋根を壊させ「これは屋根がないので家ではない!!フハ…フハハ!」と悪代官もビックリするほど腹黒発言をブチかましたそうです。
それ以来、腹黒伯爵の脱税のため、住民たちは屋根を壊しては作り壊しては作りを繰り返すうちに「せめて壊しやすい屋根にしよう…」ということで必死に考え出されたんだとか。
17世紀に伯爵の圧政から開放された住民たちは歓喜し、それ以来続くお祭りもあるそうです!
お土産屋さんも結構あるみたいです。ワインやチーズなどの食材を売っている店もたくさんるので、お口も楽しませてもらえそう!
ちなみにこのトゥルッリ、玄関がないため、ドアを開けるとすぐに部屋があるような作りなんだそうです。屋根の一番上にのっかっているのは何か意味があるんでしょうか?
トゥルッリonトゥルッリ。貯金箱にも見えます。こんなのを見つけるとクスッとなってしまいますね。
路地マニア魂がウズウズする町の作りです。このとんがり屋根の世界遺産を求めて、年間100万人の観光客がこの町を訪れるそうです。
白い壁と空のコントラストが気持ちいいですね!こういった入り込んだ入り口は不思議の国への入り口っぽくてウキウキしてしまいます!
こちらはレストランでしょうか?気持ちいテラスでのんびりした時間を過ごせそう。メインストリートにはトゥルッリを利用したおしゃれなお店が立ち並んでいるそうです。
あぁ~。いい入り組みですね。実にいい。子犬のように走り回りたいです。向こうにはトゥルッリがひしめき合っています。
穏やかな時間が流れています。喧騒を忘れて、ただ静かに心がほぐれていきそう。
路地マニアの皆様、おまたせしました!今回の世界の路地シリーズの一枚はこちら。
夕日が照らす屋根と日陰のコントラストに包まれたノスタルジックな景色が心をくすぐります。
夜になり外灯に照らされるトゥルッリも、また違った雰囲気を醸しだしていておとぎの国を演出してくれます。
青空の下で見るトゥルッリも可愛いですが、写真のようにいつの間にか辿り着いた隠れ家的な雰囲気も世界中の旅行者のハートを鷲掴みしている人気の理由の一つかもしれませんね!
ALBEROBELLO LA CAPITALE DEI TRULLI DAL FASCINO INTRAMONTABILE
(投稿者:ANDY)