中国の西安から車で1時間半ほどで行ける人気の観光スポットとして年間80万人以上の旅行者が訪れる「西岳華山」は道教の聖地とされ、複合世界遺産にも登録されている五岳のうち、最も険しいと言われていて高所恐怖症の人にはオススメできない絶景を見ることができます!
かつて仙人が住む山として道士たちが修行のために登ったのがきっかけで、住民なども続いて登るようになっていったそうです。ここにいた仙人はどんな宝貝をもってたんでしょうね 笑
約8千万年前の大きな地殻変動によって出来上がった華山は、火山の噴火などでできた山と違い、断崖絶壁の一枚岩のような作りになっています。
登山口からロープウェイで一気に登れるのも多くの人々が訪れる理由の一つ。ちなみにこのロープウェイに乗らないと、急勾配の永遠に続くかと思う階段「千尺幢」を通らなければなりません。体力と根気に自信があるかたはぜひチャレンジしてみてください。
ロープウェイを降り立つと早速絶景が広がります。いたるところに文字が掘られているそうで、古いものから新しいものまで入り乱れているそうです。
登山のチェックポイントになるのがこの「金鎖関」と呼ばれる場所。華山にある北峰(云台峯)、中峰(玉女峰)、南峰(落雁峰)、西峰(蓮花峰)、東峰(朝陽峰)の5つの主な峰はこの金鎖関を起点に道が伸びています。
さぁ。玉キュンロードの始まりです。頂上を目指す上で、険しい難所が登山者の行く手を阻みます。五岳の中で最も険しいと言われる理由がわかってきますね笑
写真の真中あたりに写っているせり出した道は「擦耳崖」と呼ばれていて、歩いていると恐怖のあまり壁に耳を擦りつけてしまうことからこの名がついています。
もう笑ってる場合じゃないです。玉キュンどころか失神してしまうレヴェルです。ちなみにこの無謀とも言えるポイントを過ぎるとあの有名なスポットがあります。
皆さんお待ちかね。玉キュンスポットでは常連の「長空桟道」の登場です。ちなみにこの道の標高は1000m。もうね。道じゃないです。木です。木。
この長空桟道を通らない安全なルートもあるそうですが、ここで願いを唱えれば必ず叶うということで、がんばって通る人が多いそうです。
こちらは「蒼龍嶺」と呼ばれるほそーい龍の背中のような場所を登る難所。
遠目に見るとそうでもないですが、実際は結構きつい傾斜です。これはいいダイエットになりそうです 笑
こちらもなかなか有名な「云梯」と呼ばれる階段風の壁。降りる時は恐怖倍増ですね。これほどまでに仙人への道は険しかったんですね…。
写真は東峰に建つ「下棋亭」 様々な難所をくぐり抜けて辿り着く先には息を飲む絶景が待っています。
まさに絶景!!これが仙人が見た景色なんですね。整備もされていない大昔によくこんな場所に登れたもんです。まさに神業ならぬ仙人業ですね。
夕日に染まる華山と連なる山々。とても美しい景色です。
華山では日の出、日の入の時刻がパンフレットに書いてあるそうで、その瞬間の美しい景色を一目みようと時間を併せて登ってくる人たちも多いそうです。
最後は星空の中、荘厳にそびえ立つ名山「華山」の姿。雄大で厳しい大自然に圧倒され恐れ敬い、自らを律するためにこの山に登った仙人や多くの道士たちは、この星空を見て何を思ったんでしょうね。
(投稿者:ANDY)